#119足目 杉田玄白②

靴の解体

頑丈な接着。

つづき

Dもん「うぉー。硬い。なんでござるか。しぶとい奴でござる。」
ハイン爺「ほれっ、もっと力を入れぬか。もっとねじるのじゃ。」

ハイン爺「よし、カッターじゃ。」

Dもん「ねじってはカット、ねじってはカットでござる。」

ハイン爺「よいぞ。一気にソールを剥がすのじゃ。」

ハイン爺「インソールも一気に剥がすのじゃ」

ハイン爺「それにしても糸はアッパーを縫ってある一部分だけじゃな。なんと!ヒールカップは硬い紙ではないか!」
Dもん「ひーっ。」

ハイン爺「甲の部分は布切れが貼ってあるだけではないか!」
Dもん「ひーっ。」

Dもん「ふーっ。1時間半くらいかかったでござる。」

ハイン爺「これが安い靴の実態じゃな。」
Dもん「考えた人はすごいでござるな。パーツを接着剤で貼っていくだけでござる。」
ハイン爺「確かに。そうじゃの。」
Dもん「これを『革靴キットツール』としてハンドメイドできる商品として売り出したらガッポリではござらぬか。」
ハイン爺「たわけ。素人が作った靴を誰が履くのじゃ。クレームを売るようなものじゃ。」
Dもん「グッドなアイデアだと思ったのに・・・。」
ハイン爺「どうせ解体するならグッドイヤーが良かったんじゃがな。」
Dもん「それは面白いでござる。中古のボロ靴をネットで探すでござる。」
ハイン爺「そのいきじゃ。どうせなら職人をめざすのじゃ。」
Dもん「拙者が職人?・・・。悪くないでござる。わーっはっはっは。」
ハイン爺「・・・。(困ったもんじゃ。すぐにその気になりおるわい。)」

つづく。

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